上越国境(新潟) 威守松山(1214.1m) 2019年6月22日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 11:09 登山口−−11:29 西尾根(標高860m)−−12:17 威守松山 12:19−−12:49 西尾根を離れる−−13:05 登山口

場所新潟県南魚沼市(旧塩沢町)
年月日2019年6月22日 日帰り
天候曇一時雨
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無登山口から斜面に取り付くまでの開けた平地で草が茂っている
危険個所の有無無し
山頂の展望良好
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント居頭登山口から往復。出だしは草藪で心配になるほどだったが、尾根に取り付いて樹林に入ると道は明瞭になり山頂までいい状態が続く。山頂は無雪期でも意外と好展望




威守松山 居頭登山口駐車場 威守松山 居頭登山口
最初は草ぼうぼうの平坦地を横断 斜面に取り付き樹林に入ると道は明瞭
標高790m付近。寺屋敷跡 今年初めて見たギンリョウソウ。たくさんあった
標高860mで尾根に乗る 尾根を東へ進む
標高970m付近 標高990m付近
標高1080m付近 ここでもやっぱり雨に降られた
威守松山山頂 山頂から先に踏跡あるがロープあり
威守松山から見た巻機山〜柄沢山
威守松山から見た西側
威守松山から見た大源太山 登山口に戻る


 威守松山は巻機山のすぐ脇にある山で登山道もある。巻機山周辺は登山道が無い山ばかりで残雪期にしか行ったことが無いが、ここは夏道があるので何かのついでに登ろうと考えていた。今回は矢場ノ頭と川棚ノ頭でずぶ濡れになった後に足を向けた。幸い、谷川岳周辺から離れると雨は降っておらず、清水集落も曇りであった。

 ネット検索で登山口はいくつかあるのが分かったが、巻機山へ向かう途中の居頭登山口が標高が最も高い(標高720m)ので、そこから登ることにした。集落から巻機山登山口へ向かう林道に入ると路上駐車でも駐車料金が必要との看板が目に入った。もしかしたら山菜取り対策か? 料金がいくらなのか書いていなかったと思うが\500程度だろうか。詳細は不明だが予定通り登山口へと上がっていき、案内標識のある登山口に到着。駐車場もありすぐに分かった。メジャーな山とはいいがたい場所で他に車は無し。天気は回復しているようで曇りだが薄日が差していた。もしかしたら雨は降らないかもしれないが、用心のため傘と安物のカッパを持っていくことにした。ゴアはまだびしょ濡れなので使う気にならず、車の中で広げて乾燥中だ。

 登山口からすぐに丸太の橋が架かった小川を越えて樹林が開けた緩い傾斜地を歩くが、日当たりがいいので草ぼうぼうで靴やズボンが濡れてしまうが、今回はそれを考慮しての長靴なので問題なし。草が伸びても登山道だけは草が薄いので道筋は判別可能。登山道は直線ではなく数か所で曲がっているので、そこだけ外さぬよう要注意。

 最後にごく小さな沢を渡ると尾根取り付きで、ここから樹林帯に入ると草が消えて急に道がはっきりする。今までの草っぽい登山道では最後までどうなるのか心配だったが、このレベルの登山道なら心配になることはない。これ以降は山頂まで良好な道が続いた。

 斜面を大きくジグザグを切って登っていき、標高790m付近の植林帯の緩斜面には「寺屋敷跡」なる標識が立っていた。植林が終わると背の高いブナの自然林に変わり、地面にはまだ出たばかりの白いギンリョウソウが目立つ。これらは広範囲であちこちで顔を出し始めていた。ちょうど今頃が芽吹き?の季節らしい。

 標高860m地点で山頂から北西に延びる尾根に乗る。尾根は東西方向とも登山道が伸びていて、西側は清水集落の神社マークまで続いているはずだ。東は山頂方向。山頂方向の道の方が若干広いような印象を受けるが大差ないだろう。

 この尾根は最初は傾斜は緩いが山頂に近付くに従って急になってくる。地形図の等高線の間隔からして岩が出てくると予想したがそのようなことはなく、ずっとブナに覆われた土の尾根が続く。トラロープが張られた区間も岩ではなく土の地面だ。

 山頂までまもなくと言うところで雨が降り出し、傘を出す。朝方の矢場ノ頭の強風で傘の骨が1本折れてしまいカバー範囲が狭まったが、どうにかまだ使用可能。少なくともカッパを着て蒸れて汗で濡れるよりは傘の方がずっといい。特にこの尾根は樹林が深く風は当たらないので傘が活躍できる。うまい具合に雨は短時間で上がってくれた。

 傾斜が緩むと威守松山山頂に到着。これまでは背の高いブナで展望はほぼ皆無だったが、山頂は意外にも展望が開けていた。伐採したのだろうか? 南側の谷川岳周辺は完全に雲に没して影も形も無いが、巻機山から柄沢山にかけては若干雲が絡んでいる程度でよく見えている。僅かな距離の差で天候の差が大きい。たぶん谷川岳周辺は今も強風と雨が降っているのだろう。西側の大源太山からロクロノ頭にかけての稜線も見えている。山頂から東の県境稜線へ続く尾根上にはまだ道が続いているが、入口にはロープが張ってある。おそらく道は徐々にフェードアウトして藪と同化するのだろう。ここと県境間に道ができると、巻機山〜朝日岳間のエスケープルートになるのだが。もちろん、残雪期に歩くならこの尾根はエスケープルートとしての役目は十分に果たすだろう。

 帰りは往路を戻る。車に戻ってどこで駐車料金を徴収されるかと考えながら車を運転したが、そのようなことは無かった。

 

都道府県別2000m未満山行記録リスト

 

日付順2000m未満山行記録リスト

 

ホームページトップ